バイオグラフィー

Biography

宝居 智子
宝居智子 TOMOKO HOKYO

1984年千葉県に生まれる。
2歳の頃により絵を描き始め、6歳の頃には美術教室にて静物画と人物画の基礎を学ぶ。

2003年 女子美術大学付属高等学校 卒業

2007年 女子美術大学芸術学部 絵画学科 日本画専攻 卒業

-現代社会の中で「本質」を追求していく-

宝居智子は大学を卒業した2007年より作家活動を始め、自身が生きて行く中で、現代社会に感じる疑問や物事の本質と向き合いながら主題と作風を変え表現している。現代の情報社会では、利便性が向上し我々に快適な生活をもたらしたが、一方、フェイクニュースを含む過剰な情報、InstagramなどのSNSに見られる表面的な見栄えに惑わされ、本質を見失いつつある現状に疑問を抱き、自身の環境や今という現実の中で生じた主題を作品という形で社会に問いかけている。 2011年に起きた東日本大震災では自然の猛威に衝撃を受け、動植物の生命力と環境破壊を主題とした「花蝶画」のシリーズを発表した。
2013年に生活の拠点をカザフスタンへと移し制作活動を始めた宝居は、世界で相次ぐテロや移民問題により、人それぞれの持つNationalismや宗教、環境や教育から形成される人の価値観に着目し、被害者である子どもを描き始める。作風は宝居が子ども時代に憧れていた漫画やアニメーションの要素を取り入れ「少女画」のシリーズを発表した。
2018年に日本に帰国した宝居は、地球の環境破壊による災害に着目し、自然と人の関わりを主題に作品制作を始める。日本には、日本最古の歴史書である古事記にて、昔から自然に感謝を捧げ、自然の恐ろしさを知りつつも共生する、日本人特有の自然観があるほか、琉球神話にも古事記同様の自然観が存在する。この自然哲学的な世界創造は、日本だけではなく世界各国の文化で伝承される始原と言える。宝居は自然と人の関係を表現するため、情報社会で見られる表面的な美映えに惑わされることなく、本質的な美の気付きこそが真の美であると考え、太陽や雫の球体、氷の結晶、蜘蛛の糸の直線といったデザインを自身の作品に取り入れる他、現在は極端なまでに全てを削り落とし抽象化させる手法を取り入れることで、美しさの本質を表現している。

宝居はこれからも社会の中で感じる本質を追求し、芸術という手法で問い続ける。


Statement

-Them of my art-

自然と人の関係は、人類が誕生した約700万年前から始まり今日に至っている。地球が誕生した約46億年の歳月からすれば、人の歴史はまだ新しく、文明が発達したのはつい最近のことだ。この文明の発達により、地球の環境破壊の影響から自然が及ぼす災害も多くなり、双方の関係は日に日にアンバランスとなってきた。
自然には太陽や雫の球体、氷の結晶、カタツムリや貝殻の螺旋、蜂の巣や水晶の六角形、蜘蛛の糸の直線など、多くの美しい形が存在する。人類は自然の美しい形をヒントに洞窟壁画や土器を始め、たくさんのデザインを生み出してきた。特に、日本には独特な「自然観」が存在し、自然を愛し敬い、積極的に受け入れ自然と一体化を望む姿勢がある。宝居は日本の風土で生まれた精神性を軸に、自然と人の形を断片的に捉え抽象化し、一つ一つの形を模様のように再構築することで、双方のアンバランスな関係を表現している。

[技法]

宝居は大学時代に伝統的な日本画技法を学び、現在はミクストメディアでの作品を制作している。主に、水晶や方解石の粉末などの天然鉱物や、アクリル絵具、金箔、樹脂を使用し、自然物と合成物の混合技法を用いている。天然樹脂の化石である琥珀は「悠久の時間」を連想させるが、鉱物や金箔を合成樹脂で閉じ込めることで、「過去」と「現在」という時間を表現している。

 

Exhibitions / Awards

Solo Exhibitions

  • 2009年 イラストレーターほうきょともこ初個展「だって女の子だもん」(月光荘/銀座)
  • 2012年 宝居智子 個展「花蝶画-SAKURA-」展(ドラードギャラリー)
  • 2013年 宝居智子 個展「東風育生-こちいくせい-」(万画廊)
  • 2013年 宝居智子日本画展「アジアに生きる命」(伊勢丹浦和店)
  • 2013年 宝居智子日本画展「伝統美」(三越銀座店)
  • 2014年 宝居智子展「日本と中央アジアを結ぶ新しい日本画」ギャラリーオープン記念(ちばぎんひまわりギャラリー)
  • 2014年 宝居智子個展 -野に咲く花とカザフスタンの子どもたち-(万画廊)
  • 2014年 宝居智子日本画展 「日本の美」(カザフスタン初代大統領博物館)
  • 2014年 宝居智子日本画展「花蝶絢爛」(伊勢丹浦和店)
  • 2016年 宝居智子日本画展「深花」(アートフェア東京/東京国際フォーラム)
  • 2016年 宝居智子展「増殖の行方」(ルネッサンスホテル・アティラウ/カザフスタン)
  • 2017年 宝居智子日本画展「愛と乙女」(三越銀座店)
  • 2017年 宝居智子個展「The Secret Garden」(万画廊)
  • 2019年 宝居智子個展「わたしと宙と植物の世界」(三越銀座)

Exhibitions in past

  • 2006年 遠藤豆子・宝居智子二人展(銀座 月光荘)
  • 2008年 WOMAN展女子美日本画グループ展示(Jトリップアートギャラリー)
  • 2008年 遊美2008・美術大学在学生、卒業生による合同展示(タワーホール船堀)
  • 2010年 遊美2010・美術大学在学生、卒業生による合同展示(タワーホール船堀)
  • 2010年 アートイマジネーション展・合同展示(NHKギャラリー)
  • 2011年 光の展・グループ展示(銀座ぎおん石)
  • 2011年 小さな絵の大博覧会(ドラードギャラリー)
  • 2011年 東日本大震災チャリティー展示(The Artcomplex Center)
  • 2011年 東日本大震災チャリティー展示(横浜)
  • 2011年 東日本大震災支援「THANK YOU展」(ドラードギャラリー)
  • 2011年 女子美術大学OG展(The Artcomplex Center)
  • 2011年 遊美2011・美術大学在学生、卒業生による合同展示(タワーホール船堀)
  • 2011年 百花繚乱展(The Artcomplex Center)
  • 2011年 蚕雅展・小作品展示(銀座おうぎや)
  • 2011年 カナダ「トロントアートフェス」(カナダ・トロント)
  • 2011年 Young Japanese Artists 2011(ニューヨーク・マンハッタン)
  • 2012年 蚕雅展-新日本画古典研究会-(銀座 月光荘)
  • 2012年 アールデビュタントURWA2012(伊勢丹浦和店)
  • 2012年 コレクター山本冬彦が選ぶ 珠玉の女性アーティスト展(三越銀座店)
  • 2012年 日本画女流画家 艶姿展(ギャラリーショアウッド)
  • 2012年 URUTORA 005(スパイラルガーデン)
  • 2013年 日本画三人展「春宵一刻」(ギャラリー上原)
  • 2014年 華やぎの色 絵画三人展 (伊勢丹新宿店)
  • 2014年 第二回蚕雅展・東京展 (ギャラリーショアウッド)
  • 2014年 第二回蚕雅展・千葉巡回展(行元寺)
  • 2015年 日本画二人展「華やぎの色」(伊勢丹新宿店)
  • 2015年 宝居智子展(アルマティー国立中央博物館)
  • 2015年 女子美術大学付属高等学校・中学校100周年記念(上野の森美術館)
  • 2016年 新春日本画6人展(The Artcomplex Center)
  • 2016年 青晴会日本画展(横浜・大阪・京都高島屋)
  • 2017年 青晴会日本画展(横浜・大阪・京都高島屋)
  • 2018年 ブレイク前夜展(Bunkamura Gallery)
  • 2018年 青晴会日本画展(横浜・大阪・京都高島屋)
  • 2018年 三越逸品会(日本橋三越)
  • 2018年 中沢梓・宝居智子二人展(伊勢丹新宿店)
  • 2018年 Christmas ART session(横浜高島屋)
  • 2019年 『美人画づくし 弐』出版記念展(ギャラリーアートもりもと)
  • 2019年 ブレイク前夜展 (六本木ヒルズA/Dギャラリー)
  • 2019年 青晴会日本画展 (大阪・新宿高島屋)
  • 2019年 Art Expo Malaysia

 

Awards

  • 2007年女子美術大学日本画専攻総代卒業「加藤成之記念賞」受賞
  • 2009年芸術センター公募展 入選
  • 2010年ドラード国際芸術文化連盟「創作表現者展」音楽家の選ぶ絵画賞 受賞
  • 2011年第22回臥龍桜日本画大賞展 桜入選
  • 2016年チェルノブイリ事故30周年・2017年アスタナ博記念「国際芸術家コンクール」 3等受賞

Workshop

  • 2013年日本画ワークショップ・子どもの部/大人の部(青山学院大学)
  • 2014年カザフスタン日本画ワークショップ(アスタナ日本センター)
  • 2014年カザフスタン日本画ワークショップ(カザフスタン初代大統領博物館)
  • 2015年日本文化デー日本画デモンストレーション(アルマティー/国立中央博物館)

Media

  • 2012年 週刊ポスト(6月22日号)
  • 2014年 進路ナビ(女子美術大学卒業生として)
  • 2013年 朝日新聞(8月14日)
  • 2014年 東京新聞(3月29日)
  • 2013年 毎日新聞(8月9日)
  • 2014年 千葉日報(4月4日)
  • 2013年 埼玉新聞(8月26日)
  • 2013年 東京新聞(12月26日)
  • 2014年 毎日新聞(1月23日)
  • 2014年 千葉テレビ2014年カザフスタンTV出演、その他ニュース番組インタビュー、新聞雑誌掲載
  • 2014年 アートコレクターズ1月号表紙/生活の友社(12月25日)
  • 2015年 産経新聞(5月21日)2015年東京新聞(5月22日)
  • 2015年COOL JAPAN
  • 2015年 外務省Webの「世界の学校を見てみよう」
  • 2016年 JICA(国際協力機構)のインタビュー
  • 2016年 FMヨコハマ「Next artlogue」
  • 2016年 BSフジ「ブレイク前夜」
  • 2018年 アートコレクターズ8月号表紙/生活の友社(7月25日)
  • 2018年 フジテレビ「1Hセンス」
  • 2018年 日本放送「ENTERTAINMENT NEXT!」
  • 2019年 FMヨコハマ「FUTURESCAPE」
  • 2019年 J-WAVE 「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
  • 2020年 bayfm 「MOTIVE!!」

Public collection

  •  (以下敬称略)
  • 株式会社 千葉銀行
  • カザフスタン初代大統領博物館
  • 株式会社 めいとケア
  • カザフスタン戦争障害者中央病院
  • 梓川診療所(松本市)
  • その他個人蔵

Other Work

  • 2015年千葉銀行カレンダー
  • 2016年中村彰彦 著「疾風に折れぬ花あり」装画担当(装丁:菊池信義)PHP研究所
  • 正寿院天井画/正寿院(京都/宇治田原町)
    客殿天井画の160枚のうち17枚を制作。