バイオグラフィー

Biography

宝居 智子
宝居智子(現代美術家)

1984年 千葉県出身
2007年 女子美術大学美術学科日本画専攻 卒業
東京都在住


宝居智子の研究は、歴史の痕跡を辿り現代ならびに人と自然の関係を知ることで、これは彼女の生まれ育った日本の精神性に基づいています。
幼い頃より絵を描くことが好きだった宝居にとって、描くという行為は生活の一部であり、生きる証のようになっています。また、絵を描くことと同様に、生まれ育った日本の自然や歴史、伝統文化に触れることは、幼い頃から彼女の人生の重要な部分を占めてきました。歴史や自然に対する好奇心を持って幼少期を過ごしてきた彼女にとって、自然や歴史に触れることは、自身とのつながりを理解するための重要な原点となっています。
彼女は歴史を学ぶ中で、人類や自然が歩んできた時間を辿り、それらが現在とどのように繋がっているのか、そして世界がどのような未来を迎えようとしているのか、未来へと続く道筋を、制作を通して追及しています。
1984年に千葉県で生まれた彼女は、女子美術大学(2007年卒業)で日本画を専攻し、卒業後は、伝統的な技法を用いて、消えゆく日本の四季をテーマに展示を行って来ました。
2013年よりカザフスタンへと移住し、カザフスタンの大自然と、日本とは異なる文化や宗教から大きな影響を受けると共に、初めて外国人となった体験から、自己と他者の関係について考えるようになりました。
「私とは何か」という問いを追及するために、伝統的な日本画作品から一変、2017年より、彼女の子ども時代を反映した、漫画の要素を取り入れた作品を制作しました。この問いは彼女の子ども時代から続いている大きな疑問であり、現在の作品にも反映されています。
2019年に日本に帰国をした彼女は、よりその問いを追及するために、古代から続く歴史の痕跡を辿り、作品制作のアプローチを民俗学の視点へと拡大し、生まれ育った日本の精神性、自然観を作品に取り入れ、画材や作風を再び大きく変化させました。
天然岩絵具、和紙等の日本画の画材だけでなく、アクリルや七宝を加えたミクストメディアでの抽象性を含んだ作品を2020年より制作し、夥しい数で描かれた線は人類が歩んできた痕跡を表しています。
七宝の素材である金属とガラスは、それぞれ彼女の母方の祖先である鉄砲鍛冶と、祖父が営んでいたガラス屋で使用される材料で、彼女の祖先から現在に至るまで続く時間の痕跡を表しています。七宝がカザフスタンを通るシルクロードから日本に伝来したことも、歴史と彼女自身の過去を結び付けるものです。
彼女は、古代の思想や哲学、そして現在の日常生活に影響を受けながら、描くという行為の根源的な部分にアプローチし、人類とは何かという普遍的な問いを追求し続けています。

 

Exhibitions / Awards

Solo Exhibitions

  • 2009年 初個展(月光荘/銀座)
  • 2012年 個展「花蝶画-SAKURA-」展(ドラードギャラリー)
  • 2013年 個展「東風育生-こちいくせい-」(万画廊)
  • 2013年 個展「アジアに生きる命」(伊勢丹浦和店)
  • 2013年 個展「伝統美」(三越銀座店)
  • 2014年 個展「日本と中央アジアを結ぶ新しい日本画」ギャラリーオープン記念(ちばぎんひまわりギャラリー)
  • 2014年 個展「-野に咲く花とカザフスタンの子どもたち-」(万画廊)
  • 2014年 個展「日本の美」(カザフスタン初代大統領博物館)
  • 2014年 個展「花蝶絢爛」(伊勢丹浦和店)
  • 2016年 個展「深花」(アートフェア東京/東京国際フォーラム)
  • 2016年 個展「増殖の行方」(ルネッサンスホテル・アティラウ/カザフスタン)
  • 2017年 個展「愛と乙女」(三越銀座店)
  • 2017年 個展「The Secret Garden」(万画廊)
  • 2019年 個展「わたしと宙と植物の世界」(三越銀座)
  • 2022年 個展「時の痕跡」(ちばぎんひまわりギャラリー)
  • 2022年 個展「Traces of Time」(ヒルトピアアートスクエア)

Exhibitions in past

  • 2006年 遠藤豆子・宝居智子二人展(銀座 月光荘)
  • 2008年 WOMAN展女子美日本画グループ展示(Jトリップアートギャラリー)
  • 2008年 遊美2008・美術大学在学生、卒業生による合同展示(タワーホール船堀)
  • 2010年 遊美2010・美術大学在学生、卒業生による合同展示(タワーホール船堀)
  • 2010年 アートイマジネーション展・合同展示(NHKギャラリー)
  • 2011年 光の展・グループ展示(銀座ぎおん石)
  • 2011年 小さな絵の大博覧会(ドラードギャラリー)
  • 2011年 東日本大震災チャリティー展示(The Artcomplex Center)
  • 2011年 東日本大震災チャリティー展示(横浜)
  • 2011年 東日本大震災支援「THANK YOU展」(ドラードギャラリー)
  • 2011年 女子美術大学OG展(The Artcomplex Center)
  • 2011年 遊美2011・美術大学在学生、卒業生による合同展示(タワーホール船堀)
  • 2011年 百花繚乱展(The Artcomplex Center)
  • 2011年 蚕雅展・小作品展示(銀座おうぎや)
  • 2011年 カナダ「トロントアートフェス」(カナダ・トロント)
  • 2011年 Young Japanese Artists 2011(ニューヨーク・マンハッタン)
  • 2012年 蚕雅展-新日本画古典研究会-(銀座 月光荘)
  • 2012年 アールデビュタントURWA2012(伊勢丹浦和店)
  • 2012年 コレクター山本冬彦が選ぶ 珠玉の女性アーティスト展(三越銀座店)
  • 2012年 日本画女流画家 艶姿展(ギャラリーショアウッド)
  • 2012年 URUTORA 005(スパイラルガーデン)
  • 2013年 日本画三人展「春宵一刻」(ギャラリー上原)
  • 2014年 華やぎの色 絵画三人展 (伊勢丹新宿店)
  • 2014年 第二回蚕雅展・東京展 (ギャラリーショアウッド)
  • 2014年 第二回蚕雅展・千葉巡回展(行元寺)
  • 2015年 中原亜梨沙・宝居智子二人展「華やぎの色」(伊勢丹新宿店)
  • 2015年 宝居智子展(アルマティー国立中央博物館)
  • 2015年 女子美術大学付属高等学校・中学校100周年記念(上野の森美術館)
  • 2016年 新春日本画6人展(The Artcomplex Center)
  • 2016年 青晴会日本画展(横浜・大阪・京都高島屋)
  • 2017年 青晴会日本画展(横浜・大阪・京都高島屋)
  • 2018年 ブレイク前夜展(Bunkamura Gallery)
  • 2018年 青晴会日本画展(横浜・大阪・京都高島屋)
  • 2018年 三越逸品会(日本橋三越)
  • 2018年 中沢梓・宝居智子二人展(伊勢丹新宿店)
  • 2018年 Christmas ART session(横浜高島屋)
  • 2019年 『美人画づくし 弐』出版記念展(ギャラリーアートもりもと)
  • 2019年 ブレイク前夜展 (六本木ヒルズA/Dギャラリー)
  • 2019年 青晴会日本画展 (大阪・新宿高島屋)
  • 2019年 Art Expo Malaysia
  • 2020年 グループ展示「ブレイク前夜展 小山登美夫セレクションのアーティスト38人」(代官山ヒルサイドテラス)
  • 2020年 グループ展示「The Girl」(三越銀座店)
  • 2021年 グループ展示「たからもの for おくりもの 2021」(BIOME Gallery)

 

Awards

  • 2007年女子美術大学日本画専攻総代卒業「加藤成之記念賞」受賞
  • 2009年芸術センター公募展 入選
  • 2010年ドラード国際芸術文化連盟「創作表現者展」音楽家の選ぶ絵画賞 受賞
  • 2011年第22回臥龍桜日本画大賞展 桜入選
  • 2016年チェルノブイリ事故30周年・2017年アスタナ博記念「国際芸術家コンクール」 3等受賞

Workshop

  • 2013年日本画ワークショップ・子どもの部/大人の部(青山学院大学)
  • 2014年カザフスタン日本画ワークショップ(アスタナ日本センター)
  • 2014年カザフスタン日本画ワークショップ(カザフスタン初代大統領博物館)
  • 2015年日本文化デー日本画デモンストレーション(アルマティー/国立中央博物館)

Media

  • 2012年 週刊ポスト(6月22日号)
  • 2014年 進路ナビ(女子美術大学卒業生として)
  • 2013年 朝日新聞(8月14日)
  • 2014年 東京新聞(3月29日)
  • 2013年 毎日新聞(8月9日)
  • 2014年 千葉日報(4月4日)
  • 2013年 埼玉新聞(8月26日)
  • 2013年 東京新聞(12月26日)
  • 2014年 毎日新聞(1月23日)
  • 2014年 千葉テレビ2014年カザフスタンTV出演、その他ニュース番組インタビュー、新聞雑誌掲載
  • 2014年 アートコレクターズ1月号表紙/生活の友社(12月25日)
  • 2015年 産経新聞(5月21日)2015年東京新聞(5月22日)
  • 2015年COOL JAPAN
  • 2015年 外務省Webの「世界の学校を見てみよう」
  • 2016年 JICA(国際協力機構)のインタビュー
  • 2016年 FMヨコハマ「Next artlogue」
  • 2016年 BSフジ「ブレイク前夜」
  • 2018年 アートコレクターズ8月号表紙/生活の友社(7月25日)
  • 2018年 フジテレビ「1Hセンス」
  • 2018年 日本放送「ENTERTAINMENT NEXT!」
  • 2019年 FMヨコハマ「FUTURESCAPE」
  • 2019年 J-WAVE 「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
  • 2020年 bayfm 「MOTIVE!!」

Public collection

  •  (以下敬称略)
  • 株式会社 千葉銀行
  • カザフスタン初代大統領博物館
  • 株式会社 めいとケア
  • カザフスタン戦争障害者中央病院
  • 梓川診療所(松本市)
  • その他個人蔵

Other Work

  • 2015年千葉銀行カレンダー
  • 2016年中村彰彦 著「疾風に折れぬ花あり」装画担当(装丁:菊池信義)PHP研究所
  • 正寿院天井画/正寿院(京都/宇治田原町)
    客殿天井画の160枚のうち17枚を制作。